東京旅行 PartⅠ

東京駅に着いたのが7時。早すぎる、早すぎるのでとりあえず浅草に行ってみる。浅草に着いたのが8時半、仲見世など殆どしまってる。なんか工事してるし、することがなくなってしまったので隅田川沿いをずっと歩く。歩く歩く歩く、話す、話す話す話す。生活感溢れる東京で、東京を、話しながら歩きながら。

いい時間になったのでジブリ美術館に行く為に三鷹へ。なんていうか、三鷹駅から玉川上水っていう川みたいなのに沿って歩くのだけれど、その道のりからしジブリ映画にに出てきそうなのだ。ユリイカで予習したときにもそう書いてあったのだけれど、変な宣伝文句ではなく本当にそうなの。嘘だと思うなら送迎バスは使わずに歩くべき。三鷹に建てた理由が少し分かる。

中は美術館よりかはなんだか秘密基地みたいだった。螺旋階段があって、大人だったら相当かがんでしか通ることができない通路があって、屋上には草木のわずかな間を通る道があって。それでいてすごく中には太陽の光が入って明るくて暖かい。僕の作った秘密基地は暗いし螺旋階段もないし屋上もないけど何でかそんな感じがしたんだよな。実際に絵をかざっているのは常設展示の4部屋と企画展(アードマン展だった)をしてる少し大きめの2部屋だけ。絵を飾っているといっても宮崎駿、もしくはスタジオジブリの仕事場の再現みたいなもの。額縁にいれて飾ってある絵など数えるほどしかなくて殆どは構想途中に書いてるような、ケント紙みたいなやつに鉛筆で下書きしたのものにちょっと絵の具で色付けしたようなメモ紙みたいなものが所狭しと無造作に貼ってある。

アニメーションをつくる手順、アニメーターの今と昔の環境などを宮崎駿が直筆で書いているのだけれど、それがいちいち面白すぎる。生々しくて、芸がとても細かくて、彼の作品がそのまま現れてると思った。そういえばそうだ、この美術館も、三鷹もどこかで見たことあると思ったら、ここは彼が養老さんとの対談本に書いている理想の街に近いところがある。ここからはあくまでも僕の勝手な憶測。繰り替えすけれども三鷹ジブリに出てきそうなところなので、もしかしたらジブリアニメに出てくる街は宮崎駿の理想の街なのでは。もし行くときはこの本の冒頭だけでも読んでおけば1.3倍くらいは楽しめるかも。僕は読んでいたので連れより少しだけ得した気がする(笑)

虫眼とアニ眼

虫眼とアニ眼