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シュバンクマイエルの「ルナシー」みた。オテサーネクに続いて2作目。随所に織り込まれるクレイアニメシーンで眼球、舌、肉が動き回るのはお約束として、ルナシーが少し違ったのは「哲学的ホラー」と銘打っているところ。精神病院を舞台にした「どこまでが真実でどこまでが虚実か」「どこまでが正気でどこまでが狂気なのか」を問い続けるこの作品はオテサーネクの純粋なエンターテイメントとはまた違った側面を持った作品でした。描写は相変わらずよくも悪くもグロテスクで生々しくて、生臭い。あまり人に勧めたくなるものではありませんけど、好きな人には、ということで。
- 出版社/メーカー: 日本コロムビア
- 発売日: 2007/08/22
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