ろーふぁい

BeckがかっこよすぎたINゼップ大阪。

まずステージに驚いた。ステージ上にステージを縮小した人形劇のハコがあって、ライブ中ずっとそのなかにいるバンドメンバーをかたどった人形が、本人達の動きに合わせて動くの。動かしてるのは人間だけど。パーカッション担当が踊り始めたら人形も踊る、みたいな。さらにそのハコの前にはカメラマンが常駐してて、人形の近影が後ろの大きい(本当におおきい)スクリーンに映し出される。だからステージをみると本人が演奏してて、スクリーンをみるとそれとそっくりの人形が演奏してる。

あといきなりメンバーが食事を始めて空になった食器で演奏はじめるとか本編からアンコールのつなぎがありえんくらいおもしろかったとか、書きたいことはたくさんある。

ベックを聴いてずっと思ってるんだけど、なんでこんなに歌もラップもへたくそで曲もテンション中途半端なのにかっこいいだろうって。これは当たり前だけど音楽の統合性やら教育性やらはそのもののかっこよさとか魅力とは全然関係ないってことだろうな。メトロノームは神様っていうひとがいるけど100%信用はしたくない。自己弁護ではなくて。

とにかく、とても実験的でおもしろいライブだった、よかったなあ。おわり。